僕は、マジックでお客さんを笑顔にするために生まれてきました(後編)

僕は、マジックでお客さんを笑顔にするために生まれてきました(後編)
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< STORY WithMAGIC インタビュー企画 Vol.1 >

マジシャン まんぼう(後編)

前編では、まんぼうさんの生い立ちやマジックとの出会いなどをお話しいただきました。
後編では、マジックの変化や技術の進化などなど、マジック業界のこれからに切り込みます!

全ては笑顔のために

― マジックをする際に心掛けていることはありますか?
「お店のコンセプトや経営理念は『全ては笑顔のために。人は笑うために生きている』です。マジックは演じる人によって表現や求める反応が異なるけど、僕はお客さんに笑ってもらうことをメインとしているので、楽しくないものはダメだと考えています。笑ってもらえるなら、結果としてマジックでなくてもいいと思うんです。」
― WithMAGICでオンラインマジックバーが始まりました。オンラインでマジックをやってみたご感想をお聞かせください。
「動画配信サービスでのライブはまだまだ一方通行なんですよね。『カードを1枚選んでください』と言ってチャットのコメントを待つとリズムが崩れるので、やり取りしながら演じるのは向いてないんです。そう思っている時にWithMAGICのお話を頂きまして、ベストタイミングでした。Zoomですとほぼリアルタイムですし、お客さんの顔も見られて双方向のコミュニケーションを取れます。ただ、うちの名物『ちゃんとしてないマジック』は、オンラインではできないものが多いんですよ(笑)。」

理想のマジックは、落語のようにオチ(タネ)を知っていても楽しめるもの

― YouTubeなどで簡単にマジックのタネを知れてしまう現状についてどう思われますか?

「悲しいですけど防ぎようもないので、タネ明かしの上を行くべきだと考えています。タネ明かしの動画をいくつか見たけど、『こうやったらこのマジックをできます』なだけで、『こうやったらこのマジックでお客さんを笑わせられます』ではなかったので、演出として上回っていくしかないなと。僕の理想のマジックは、タネを知っていても楽しめるものなんです。落語って話のオチを知っている人が観に来るものじゃないですか。落語みたいに『このマジックはタネを知っている』って人でも楽しめることを目指しています。」

― マジック技術の進化やスピードがどんどん速くなってきていますが、最先端技術を取り入れたマジックはやってみたいですか?

「例えばiPadを使ったマジックが今は成立してても、数年後には『こういう技術を使ったらできる』っていうことが知れ渡ってしまうんですよね。なので、数年後にはできなくなるネタなのかなあと思います。比べてトランプのネタは何年経っても不思議なまま。だから安易にはデジタル系のネタに飛びつかないようにしています。でも、テクノロジーの進化には期待しています。例えばVRが発達して、お客さんが自宅でVRゴーグルを付けたら、今現在のうちの店の映像が観られるようにならないかなと。席についたら、今リアルでお店に居るお客さんが隣に見えて相席ができて、本当に来店しているかのようになれば面白いことになると思います。ただ僕にできることはないので、VRの技術開発者に頑張ってほしい(笑)」

オンラインとオフラインのお客さんが融合して鑑賞してもらえる環境を作れたら理想、そこにVRが加わればオンラインのお客さんにも、来店したのと同じ体験をしてもらえる

― 生まれた時からスマホという魔法のようなテクノロジーが身近にあるデジタルネイティブ世代などは、マジックに対しての反応は変わっていくと思いますか?

「紙に予言を書くネタに対して、スマホの音声入力というテクノロジーの利用を疑われる世代がお客さんになってきているんです。若い子には逆にデジタルを排除したクロースアップマジックの方がウケますね。ただ、うちはちゃんとしてないマジックをするので、デジタルだろうがなかろうがあまり関係ないですね(笑)。」

― 今後、挑戦されたいことはありますか?

「こんなことをやるマジシャンがいるよって、もっともっと知ってもらいたいです。なので、東京でイベントがあると聞いたらねじ込んでもらって積極的に出演していきたいです。ただそういうイベントはコンテストが多くて。僕はコンテストに出ちゃダメなんですよ。『お前のマジックは点がつけられない』って言われちゃいます(笑)。でも、コンテストに出て色んな人に見てもらいたいです。」

今回も楽しい話を聞かせてくれたマジシャンまんぼうのマジックをオンラインで体験できる!

協力
マジシャン まんぼう
北九州小倉:マジックバー まんぼう https://withmagic.com/?mode=f14

この記事のライター

金子夕生(かねこゆうみ):コピーライター
大阪にある広告制作会社㈱アドミレーションセンター所属。
趣味はお酒とお化け屋敷。

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