世界に通用するマジッククリエータでありたい(後編)

世界に通用するマジッククリエータでありたい(後編)
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< STORY WithMAGIC インタビュー企画 Vol.3 >

マジシャン Higar(後編)

前編ではマジックとの出会いやオリジナルマジックの開発についてお話しいただきました。
後編では、気になるマジック業界の変化などをお伺いします!

プロのマジックとは、人を感動させること

―YouTubeなどでマジックのタネを知られてしまうことについて、どう思いますか?

「例えば料理のレシピ動画を見たからって、レストランに行かなくていいよねとはならないじゃないですか、それと同じだと思います。YouTubeで行われているタネ明かし動画と僕らプロのマジックとの違いは、そのマジックを見て感動するかしないかです。その動画で技法を学んだ人がマジックを披露したところで、お客さんを感動させることはできません。僕らはマジックを覚える時は考案者に対してお金を支払った上で、可能であればどういった経緯で考えついたのかを聞きます。そうしてマジックのストーリーを知った上で演じないと、お客さんに感動してもらうレベルまではいかないんです。」

オンラインでのマジック予定が入ってる日は、ワクワクします

―WithMAGICのオンラインマジックバーについて感想をお聞かせください。

「今まで体験したことのない感じで、オンラインでのマジックは楽しいですね。体はお店にあるけど心は画面先のお客さんのもとに行っているような、不思議な感覚です。それに今後、WithMAGICに色んな店舗の選択肢が増えると良いですよね。例えば、本格的なマジック、独特な世界観のマジック、トークの面白いマジック、マジックマニアが見ても分からないようなマジック。通販サイトで買い物をする、グルメサイトでお店を選ぶぐらい気軽な感じになったら最高。」

―テクノロジーの進化はマジック業界にどのような変化をもたらしていますか?

「僕はマジックを始めて23年ですが、この23年間でもマジックを取り巻く環境は大きく変わっています。昔はインターネットも無かったので、紙のカタログを見て電話でマジック道具を注文していました。今はマジック道具の紹介動画がwebサイトにあるなど、購入に必要な情報が簡単に手に入ります。マジシャンがマジシャンにレクチャーする際もオンラインでできますし、支払いも電子決済とスムーズ。こういったことで、マジシャンが技術を高めたりレパートリーを増やしたりする速度が速くなってきています。でも、確かにテクノロジーの進化に合わせてマジックも変わってきているけれど、フルCGのマジックがあるとしたら、そこまで行くと不思議な要素が無くなってしまい面白くないです。どこか生身の人間が関わっているアナログな部分が無いと、マジックは成立しないんだろうなと思います。」

―今後、挑戦されたいことや夢はありますか?

「去年は海外の色んなコンベンションに積極的に参加しました。コンベンションとは、著名なマジシャンによるショーや、マジックのメーカーによる道具販売があったり、レクチャーがあったりと盛沢山のイベントです。僕も開発したマジック道具を売るために参加したんですけど、『ヒガーよくきたね』『あのマジック使ってるよ』って海外のマジシャン達に声を掛けられたんです。僕のマジック道具が先行して海外のマジシャン達に知られていて、世界にも僕の居場所があるんだと感慨深くなりました。お店や出張でのマジックもやっていますが、やっぱり自分が世界で通用するのは、新しいマジックを生み出すマジッククリエータの部分だなと改めて思いました。マジッククリエータとして、これからも世界に通用する新しいマジック道具をどんどん生み出していきたいと思います。」

マジッククリエータとしても活躍されるHigarさんのマジックは、オンラインでもご覧いただけます。

協力
愛媛 松山:Magic Bar Backstage(バックステージ) https://withmagic.com/?mode=f10

この記事のライター

金子夕生(かねこゆうみ):コピーライター
大阪にある広告制作会社㈱アドミレーションセンター所属。
趣味はお酒とお化け屋敷。

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